|
|
|
|
ノイズ対策等で納得の行くリンク速度が出たら、今度はネットワーク調整を行い、転送速度(スループット)の向上を図りましょう。特にWindows95/98/に有効ですが、Windows2000/XPでも効果がでる場合があります。 |
|
|
|
※ |
WindowsMe/2000/XPでは最適化されていて、 ネットワーク調整の必要は無いと言う事でしたが、最近はこれらのOSもネットワーク調整により速度が向上したと言う情報がありました。現に、私の場合もWindowsXPにて速度UPに成功しました |
|
|
|
|
|
|
■はじめに |
|
|
|
ネットワークのプロトコルに「TCP/IP」と言うものがあり、インターネットはこのプロトコルを使って、世界中のコンピュータと接続されています。このページでは、このTCP/IPの設定の中でMTU値、RWIN値の設定を行う事で、転送速度の向上を図ります。ここでは、あくまでも手動で行う説明をさせて頂きますが、市販のソフトやフリーウェアも出回っておりますので、そちらを利用されるのも良いでしょう。 |
|
|
|
|
|
|
■TCP/IPの基礎知識 |
|
|
|
|
LANやインターネット等のネットワークを構築する際に一般的となったプロトコル(コンピュータ同士がデータ通信を行う際の規約)にTCP/IP (Transmission
Control Protocol / Internet Protocol) と呼ばれるものが使われるようになりました。TCP/IPは1つの回線の中を、多数のコンピュータ同士のデータ通信をパケットという単位に分割して送受信が行われます。パケットには通信を正しく行う為の情報(ヘッダ、フッタ)が付加される為、実際のデータ量より大きなデータが行き交うわけです。パケット数が増えれば増えるほど、データ以外の情報量が増える事になります。従って、パケット数は少ない方が良い訳で、このパケット数をなるべく少なくて済むように実際の回線やパソコン、ネットワーク環境に合わせて調整することで、転送速度を向上させる事ができるのです。その調整はMTU値
(Max Transfer Unit)、RWIN値 (Receive Window)を設定する事で行います。 |
|
|
|
|
|
|
■MTUの基礎知識 |
|
|
|
|
MTUとはMaxTransfer Unitの略で、パケットサイズの上限を決めるものです。この設定をただ大きい値に設定すれば良いと言うわけではありません。余り大きな値に設定してしまうと、多数の小さなデータ通信を行う場合にはかえって効率が落ちてしまいます。この設定はWindows95の場合はEthernetに、Windows98の場合は28.8kbpsのモデムに最適な値が設定されている為、現在のADSL環境には全く合っていない訳です。従って、ADSLになって速くなったかな?と思って転送速度を計測したら800kbps程度しか出てないと言う事がある訳です。 |
|
|
|
|
|
|
■RWINの基礎知識 |
|
|
|
|
MTUと共に、もうひとつ転送速度に大きく影響がでるものにRWIN (Receive Window)と呼ばれるものがあります。これは、送信側から受信側に予め決められた量のデータが送信されると、受信側から受信確認が送られます。この予め決められた量をRWINと言います。これも一見大きければ良いと思うのですが、大きすぎると、データー転送時にデータの欠落など発生した場合に、再送信するのに時間がかかってしまい、かえって効率が落ちてしまいます。これもネットワーク環境や回線に合わせて調整する必要がある訳です。 |
|
|
|
|
|
|
■ネットワーク調整方法 |
|
|
|
|
|
|
|
注) |
この設定はレジストリを変更する事により行います。レジストリ操作は大変危険です。自信の無い方は市販のソフトやフリーウェアをお使いください。 |
|
|
|
 
|
|
|
1) |
MTU値の求め方 |
|
|
|
MTU値は、MS−DOSプロンプト(Windows2000/XPの場合はコマンドプロンプト)からpingを実行して求めます。
<使用方法>
pingコマンドの書式 ping -f -l データサイズ 調整したいURL
例)Yahooに合わせたい場合
C:\>ping -f -l 1426 www.yahoo.co.jp
データサイズは ADSLの場合MTU値は1454が基準となっています。値からパケットヘッダサイズ28を引いた値が基準値になります。この場合
1454-28=1426となります。
上記方法でデータサイズを1426から始め、pingが通れば、1426+1と1ずつ増やしながら上記コマンドを実行します。そしてpingが通らなくなったサイズ-1をメモしておきます。最初から1426で通らない場合は逆に1426-1と1ずつ少なくして上記コマンドを実行します。pingが通ったサイズをメモしておきます。
MTU値は次の計算式で求めます。
MTU値 = 上でメモしたデータサイズ + 28(パケットヘッダサイズ)
メモしたデータサイズが1426の場合
1426+28=1454 MTU値は1454と言うことになります。
※フレッツADSLではMTU値は1454となっています。
レジストリの登録は3)MTU値レジストリへの登録を参照してください。
|
|
|
|
 
|
|
|
2) |
RWIN値の求め方 |
|
|
|
RWIN値は最もスピードに影響する値です。ただし、MTU値はPingコマンドにより、最適値を見つけるのは容易ですが、RWIN値は少々面倒です。これは、レジストリーに値を設定する度にPCを再起動しなくてはならないからです。RWIN値は値を変えながらスピード測定を行い、最適値を求めます。値を変える度にPCを再起動しなくてはならないという事です。くじけずに、頑張ってやってみてください。
私の使用したスピード測定サイト「ブロードバンドスピードテスト」
※このサイトでスピードを測定し、スループットが最速になる数値を決定しました。
RWIN値は次の計算式を参考にしてください。
RWIN値 = (MTU値−40)×倍率(12〜24)
これはADSLの場合ですが、MTU値から40を引いたものに、12から24くらいまでの適当な値を掛けて、スピード測定を行い最速値が出たらその数値がRWIN値の最適値という事になります。
※私の場合は最初は20倍で設定し、そこから倍率を増減して最適値を決めました。
レジストリの登録は4)RWIN値レジストリへの登録を参照してください。 |
|
|
|
 
|
|
|
3) |
MTU値のレジストリ登録 |
|
|
|
スタート→ファイル名を指定して実行で、regeditと入力し、OKボタンを押してください。
レジストリエディタが起動します。
■Windows98の場合
「HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Class\NetTrans\000x」
※\000xは0000,0001と言うように複数ある場合がありますが、全てにたいして以下の変更を行ってください。
レジストリキーがわかったら、そのなかに新しいキーを作成します。
右側のレジストリの値が色々と表示されている画面の空白部分を右クリックすると、新規と言うメニューが出ますのでそこにマウスを当てると、更にメニューが表示されますので、その中から文字列をクリックしてください。
すると「新規値#1」と出来るので、その名前を「MaxMTU」と変更してください。
新しくできた「MaxMTU」というキーをダブルクリックすると、値の設定ができます。そこの値欄にMTU値を入力してください。
■Windows2000の場合
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\Interface\<アダプタID>」
※アダプタIDは次のレジストリ値で参照できます。
「HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\WindowsNT\CurrentVersion\NetworkCard」
LANカードが複数ある場合は、現在使用しているネットワークカードのアダプタIDを確認してください。
その中にあるServiceNameキーを控えてください。
レジストリキーがわかったら、そのなかに新しいキーを作成します。
右側のレジストリの値が色々と表示されている画面の空白部分を右クリックすると、新規と言うメニューが出ますのでそこにマウスを当てると、更にメニューが表示されますので、その中からDWORD値をクリックしてください。
すると「New Value #1」と出来るので、その名前を「MTU」と変更してください。
新しくできた「MTU」というキーをダブルクリックすると、値の設定ができます。その値のデータ欄にMTU値を入力し、10進数という方を選択し、OKボタンを押します。
値の入力が出来たら、PCを再起動してください。尚、RWIN値の設定を行う場合は、RWIN値の設定後に再起動してもかまいません。 |
|
|
|
 
|
|
|
4) |
RWIN値のレジストリ登録 |
|
|
|
スタート→ファイル名を指定して実行で、regeditと入力し、OKボタンを押してください。
レジストリエディタが起動します。
■Windows98の場合
「HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\VxD\MSTCP」
レジストリキーがわかったら、そのなかに新しいキーを作成します。
右側のレジストリの値が色々と表示されている画面の空白部分を右クリックすると、新規と言うメニューが出ますのでそこにマウスを当てると、更にメニューが表示されますので、その中から文字列をクリックしてください。
すると「新規値#1」と出来るので、その名前を「DefaultRcvWindow」と変更してください。
新しくできた「DefaultRcvWindow」というキーをダブルクリックすると、値の設定ができます。そこの値欄にRWIN値を入力してください。
■Windows2000の場合
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters」
レジストリキーがわかったら、そのなかに新しいキーを作成します。
右側のレジストリの値が色々と表示されている画面の空白部分を右クリックすると、新規と言うメニューが出ますのでそこにマウスを当てると、更にメニューが表示されますので、その中からDWORD値をクリックしてください。
すると「New Value #1」と出来るので、その名前を「TcpWindowSize」と変更してください。
新しくできた「TcpWindowSize」というキーをダブルクリックすると、値の設定ができます。その値のデータ欄にRWIN値を入力し、10進数という方を選択し、OKボタンを押します。
値の入力が出来たら、PCを再起動してください。尚、RWIN値の設定を行う場合は、RWIN値の設定後に再起動してもかまいません。 |
|
|
|
|
|
|
以上で、ネットワーク調整の説明を終わります。いかがでしたか?スピード上がりました? |
|
|
|
|
|
TOP△ |
|
|
|
|
|
|